自らの頭で考え、自らの足で立ち、豊かなコミュニケーション力をもつ人材の育成を目指します。
埼玉学園大学は、21世紀の幕明けとともに開学しました。21世紀の幕明けに際して、来たるべき社会がどう展望されどうあるべきかについては様々な議論がありました。私たちは、「自立と共生」の社会の創出こそ21世紀の人類の悲願であると考え、これを本学の教育理念に据えています。「自立」とは、自己を確立し、自らの考えに基づいて判断し、批判し、かつ自分自身を反省して行動でき、自身の力で生きることのできることと定義してよいでしょう。
そして、他者の「自立」を尊重し同時に「自立」した個人が相互に影響し合い、依存し合うことを「共生」と考えます。「自立」した個人がともに、環境との共生も含め真の意味で豊かな社会を生きようということです。
現実の、始まったばかりの21世紀社会は「自立と共生」からほど遠いだけに、まずは埼玉学園大学という小社会で、真に「自立と共生」の思想を共有しつつ個性的に学園生活を過ごし、「自立と共生」の関係を創り出す、これが本学の教育理念です。
この教育理念を現実に具体化するために、私たちは、多様な学生一人ひとりに向き合って、学生の自立的学習?学園生活を促し、「学ぶ苦しさ」を乗り越えた「楽しさ」も含めた「学ぶ楽しさがここにある」ことを実感してほしいと思っています。そこに、「自立と共生」の社会の創出に有為な人材を送り出すという期待を込めています。