子ども発達学科は、「自立と共生」という本学の教育理念のもとに、社会人としての幅広い教養を持つとともに、子どもの心身の発達の理解を基本に、乳児?幼児?児童の保育、教育に関する専門知識と技能を備えた人間性豊かな人材の養成を目的とします。
学士(人間学)の学位は、本学に4年以上在学し、外国語科目4単位以上を含む全学共通科目を36単位以上、保育や初等教育に関する専門科目を68単位以上、他学科の専門科目又は他学部の開講科目から自由選択できる科目18単位以内、合計124単位以上を修得し、次のような知識?能力?態度を身につけた学生に授与します。
① 多様な背景を持った人々との協働を必要とする保育者?教育者にふさわしい幅広い教養と人間性を身につけている。
② 組織的、体系的な保育?教育を実践する上で必要な理論的な知識を身につけている。
③ 多様な能力?背景を持った子どもたちの集団の保育?教育を実践する上で必要な専門的な技能を身につけている。
本学科では、以上のような学修の成果として、学士号の取得とともに、保育士資格、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状について、複数の資格?免許を取得することが非常に重視されます。
子ども発達学科では、子どもを乳児期(0歳児)から学童期(12歳児)までを主として学術研究の対象とする授業科目を編成しています。これは保育士資格、幼稚園教諭一種免許、小学校教諭一種免許について、複数の資格?免許の取得を目標として掲げた上で、さらに教育及び福祉の学術的探究を保証するカリキュラムとするためのものです。学生の「学ぶ楽しさ、知るよろこび」の体験と自立的?積極的な学修への取組みを促しながら、教育や保育の専門性を身につけさせるとともに、人間性の育成を重視しています。また、広い視野をもち、実践力を身につけることができるよう、子ども発達学科の専門科目のみならず、全学の共通科目や他学科、他学部からの自由選択科目なども積極的に学ぶよう奨励しています。
① 多様な背景を持った人々との協働を必要とする保育者?教育者にふさわしい幅広い教養と人間性を身につけるために、各学年で少人数演習形式の演習科目を配置する。また、人文科学、社会科学、自然科学、外国語などの科目を配置し、保育者?教育者としてふさわしい幅広い教養を学修する。
② 組織的、体系的な保育?教育を実践する上で必要な理論的な知識を身につけるために、保育学、教育学、心理学、社会福祉学に関する専門科目を配置し、保育?教育の実践を支える理論的な知識を学修する。
③ 多様な能力?背景を持った子どもたちの集団の保育?教育を実践する上で必要な専門的な技能を身につけるために、領域や教科の教育法、保育?教育の技術に関する専門科目を配置する。また、保育実習や教育実習などの学外での実習科目を配置することで、保育?教育の現場で必要な技能を大学の内外で学修する。