人間学部 尾形和男教授の著書「家庭と仕事の心理学-子どもの育ちとワーク?ライフ?バランス-」(風間書房)が朝日新聞(2018年4月17日付)で紹介されました。
朝日新聞では、「仕事と生活のあり方について現状と問題点を指摘し、夫婦関係、ストレス、家族機能におよぼす影響を調査。ライフステージと家族形態の違いも視野に入れて検討した」、という紹介になっています。
仕事の多様化と多忙化が進む最近、人間らしい生き方を求めてワーク?ライフ?バランスが注目されています。本書は「家庭」「仕事」「余暇時間」「地域への関り」の4領域がどのような状況であるのがより良いワーク?ライフ?バランスであるのかを心理学の視点から追及しています。
具体的には、妊婦家庭?乳幼児家庭?児童家庭?中学生家庭?高校生家庭?大学生家庭のライフステージに渡り、専業主婦家庭と共働き家庭の家族形態別に取り上げ、「夫婦関係」「家族成員のストレス」「家族機能」に及ぼす影響を探り、より良いワーク?ライフ?バランスの条件を探っています。
なお、この内容は、2018年3月開催された第29回日本発達心理学会(東北大学)のシンポジウムでも話題提供として紹介されました。